アーキスタイル(平屋)

Archi Style 平屋

設計士とつくる、新しい暮らし

Archi Style

 

設計士が込めた想い

コロナ禍・在宅勤務・働き方改革等、今年一年は私たちの生活スタイルに大きな変化をもたらしました。

住宅は、住む場所、寝泊まりする場所から、仕事をする場所、安らぎを得られる場所へと変化しました。

そこで、弊社が土地・住宅を通じてどのようなお力添えが出来るのか考え、1つのご提案プランとして「ArchiStyle平屋」を作成しました。

「こんな生活、素敵」と、お家づくりのご参考になれば、とても嬉しく思います。

 

CONCEPT コンセプト

取り入れたテーマは3つです。①健康 ②贅沢な日常 ③家族とのつながり です。ご夫婦様と、お子様1名、計3名のご家族を想定しました。

無垢の木材や塗り壁、紙などを組合せ、和モダンの空間を演出しました。肌ざわりや木の香り、素材感や映し出される影をお楽しみ頂けます。

四季を感じながら、暖かな木々に囲まれて、ゆったりとした時の流れを演出しています。

 

プラン

平屋の最大の利点である動線を、家事やお仕事をされる方、お子様、そこを訪れるお客様にも暮らしやすいプランにまとめました。

Point ①
ダブルエントランスとし、玄関先に半室内のゆとりあるポーチを設けました。見ず知らずの方に玄関ホールを覗かれることは、気分がいいものではありません。 ダブルエントランスによって、玄関におけるプライバシーの確保を図ると共に、美観を整えます。

Point ②
玄関ホールには、広い土間と、式台を設けました。靴を置いていても広々とした空間が広がり、玄関土間とフロアの昇降をスムーズにできます。玄関ホールへ招き入れたお客様とは、腰掛けながら、正面に設けた床の間の飾り付けに、話も弾みます。

    

Point ③
駐車場から玄関・勝手口どちらにもアプローチをし易くしました。買い出し後、直接キッチンに行くことが出来ますし、ゴミ出しもすぐに出来る配置です。
Point ④
洗濯物は、LDKに面する縁側・庭はもちろん、洗面脱衣室に近い坪庭でも干すことが出来ます。坪庭前に備え付けた収納の一部を、アイロンがけ等をする家事スペースにしてもとても便利です。

Point ⑤
コロナ禍で増加した在宅勤務をされる方に向けて、主寝室に作業スペースを設けました。
Point ⑥
ご帰宅後の手洗い等がスムーズになるよう、玄関ホールから洗面脱衣室の動線を短くしております。

Point ⑦
外構は、「隙間」を大事にしました。半屋内を楽しめるLDKを用意しつつ、プライバシーを保つために塀を設けています。圧迫感がないよう、木調ルーバーで視線が抜ける隙間を設け、ルーバー内外を緑でつなぐことで、奥行きと開放感を感じられると思います。塀の位置を道路との境界より少し控え、緑が入る隙間を設けました。外観の圧迫感が軽減できる上、外観でも感じられる四季の話で、ご近所さんとのコミュニティ形成にもお役立ちできるかと思います。

延べ床面積:78.26㎡
建築面積 :90.27㎡
想定敷地 :213.20㎡南西角地

 

“選ぶ楽しさがある家づくり”

POINT 1 家族団らんを大切に

 

こちらのパースは、キッチンに立たれた時の視点を想定しています。
LDKで過ごされる方はもちろん、縁側やお庭にいる方も見渡せるようになっています。

床材は、無垢のヤマザクラを想定しました。木の温もりや、間接照明に照らされる節目、紙伝いにぼんやりと照らす照明の明かりに、心が癒されます。

 

POINT 2 四季を感じられるプライベート空間

 

「私の家、庭までLDKなんだよ」
広い縁側をLDKに設け、深い庇で覆うことで、庭と室内との境界を曖昧にしました。
自慢が出来るお庭が、ここにはあります。
大開口サッシと縁側、室内天井と軒天の仕上げ(建材)を一体化することで、お庭までもがLDKのように感じられます。

室内からお庭を眺めて庭木を楽しむ、縁側に腰かけお庭で遊ぶお子様を見守る・・・そんな生活を楽しんでみませんか。

 

POINT 3 帰宅が楽しみになる家

 

外出先から帰宅し、我が家を見るとほっとする、そんな光景を思い浮かべながら外観をまとめました。

自然の緑と暖かな光、その光が映し出す影、影を映す壁面を意識しています。
塗り壁調の外壁に映し出される木々の影が夜風に揺れる様子と、木格子の隙間から漏れる暖かな光が、ご帰宅される方の心をほっとさせてくれます。

 

POINT 4 健康を守る住宅

●空調

このプランのように大空間にする場合や、各居室の温度差を軽減し、ヒートショック対策をはじめ一年を通して快適な住環境をつくるには、“全館空調”がお勧めです。

全館空調はその名の通り、家中全ての温度環境を一定に保つ設備です。
各部屋を1つずつのエアコンで空調するのではなく、全ての居室を同一のエアコンでつなげます。
天井に埋め込むタイプ等があり、見栄えも非常にスッキリします。

また、設置が義務付けられている24時間換気設備と一体になったタイプもあります。
24時間換気と一体化することで、エアコンと換気のダクトが1つで済み、効率的に空調できます。

 

●仕上げ

フローリングや建具は、無垢材が良いと考えました。
肌ざわりや自然材としての変化を楽しめることもありますが、無垢材にある調湿効果やリラックス効果も良いと考えた理由です。
壁にじゅらくや珪藻土、調湿効果があるタイル等を施すと、質感も楽しめます。

 

参考 想定仕上げ

床材:無垢ヤマザクラ

 こちらのプランの主役として選びました。

 主張しすぎない上品な木目と、美しい艶、淡いピンク色がとても素敵です。

 広葉樹ですが硬すぎない部類で、肌触りも気に入って頂けるかと思います。

勾配天井・軒天:無垢檜

 ヤマザクラを引き立たせる色合いであることと、耐候性が高く劣化しにくいことから選びました。

 室内天井から軒天まで連続して同じ建材で仕上げることにより、

 外まで室内が広がったように感じられます。

壁:珪藻土・しっくい調クロス

 木材との見た目の相性や、間接照明が当たることでの影の美しさから、

 凹凸が大きい仕上げを選びました。

 床の間やTVボード背面の壁にアクセントで珪藻土等を用いると、調湿・消臭効果が期待できます。

建具・枠材:無垢 檜建具

 建具は、空間を仕切る役割以外に、壁のアクセントにもなります。

 床・天井材と調和がとれ、木目が美しい檜建具を選びました。

屋根:ガルバリウム鋼板

 屋根勾配がきつくなれば建物高さが高くなり、外観に圧迫感が生じます。

 ガルバリウム屋根は、緩勾配が可能であり、見た目もスッキリしている点から選びました。

植栽:アオダモ、ノムラモミジ、ヒイラギナンテン、カエデ等

 建物外観が、木や土の茶系色、屋根の黒でまとまっているため、

 そこに映える赤色をテーマに選定しました。

 

 

アーキスタイルは、「定額制・自由設計」のLIKE STYLE(ライクスタイル)とは仕様・価格が異なりますが、何か1つでもご興味を持っていただいたり、ご相談事がございましたら、お問合せフォームよりお気軽にご連絡頂ければと思います。