基礎コンクリートのチェック:住宅の安全と耐久性を支える要素

公開日:2021/07/01(木) 更新日:2024/10/21(月) 現場レポート

こんにちは、WAKOの安田です!

少しづつ夏が近づいて、暑くなってきましたね・・・

そんな中、ある現場の基礎コンクリートの打設が始まりました!

 

こちらは、べた基礎のベース部分基礎の床面)にコンクリートを打設した直後の様子です。

コンクリートは、セメントを主成分として、水、骨材(砂利や砂)などが混ぜ合わさって出来ています。
住宅の基礎の多くは、先に鉄筋を組んだ後にコンクリートを打設して固める「鉄筋コンクリート造」となります。

ベース打設後は、基礎屋さんが表面をキレイにならします。

 

基礎コンクリートの打設は、1回目のベースと2回目の立ち上がりの2回に分かれます。
上の写真の、鉄筋が見えている部分が、立ち上がりの部分ですね~

ベース部分がある程度固まった段階で、立ち上がりの型枠を配置していきます。

ちなみにですが、画像のように打設直後はコンクリートも液体なので、水っぽくなります。
日にちが経つにつれ、コンクリート中の水とセメントが化学反応をし、ゆっくり固まりながら強度を増していきます。

 

立ち上がりの型枠が設置されました!

この間にコンクリートを再度打設していきます。
・・・このままだとコンクリートが固まって型枠が外せないのでは?そう思う方もいるかもしれません。

ご安心を!実は型枠の内側には、「剥離剤」というものが塗ってあります。これでコンクリートと型枠が引っ付くことを防ぎます。
おまけに、型枠のサビ腐食も防いでくれます。一石二鳥ですね!

 

先程の写真とこちらの写真に、ボルトのようなものが配置されているのが見えますね。

先程の短いボルトが「アンカーボルト」といいます。このボルトで、基礎と立ち上がりの上に載ってくる土台と呼ばれる木材を固定します。

そして、こちらの長いボルトが「ホールダウンアンカーボルト」です。こちらは基礎と、土台の上にくる柱を固定する「ホールダウン金物」という金物を取り付けるための部材です。

どちらも建物の構造強度を担うために大切な部材です。
弊社は、1本1本必要な箇所にそれぞれのボルトが、立ち上がり打設前に配置されているか確認します。

 

 

最後に、こちらは型枠と地面を固定する押さえ金具です。

コンクリートも液体の一種なので、コンクリートを流し込んだ時に外側へ力が掛かります。
その力で型枠が外れないようにするためのつっかえ棒の役割を、この金具は担っています。

どこの基礎屋さんも基礎をとても丁寧に作成しておりますので、チェックも問題なく行えます。

 

これからさらに暑くなってきますが、熱中症には注意して職人さんとともに頑張っていきます!
皆様も体調にはお気を付けください!

 

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