1階寝室が愛知にマッチした選択肢である理由と、注意すべきポイント
昨今の家づくりにおける大きなブームの1つが「1階寝室プラン」です。平屋のような暮らしを、平屋ほどの土地面積を必要とすることなく実現することができます。しかし、1階寝室プランに潜むデメリットや注意点など、今回のコラムを参考にしてください。
今回は、1階寝室というキーワードを掘り下げて解説をしていきます。
空前の平屋ブームである中、同時に1階寝室を検討される方も増えていますが、その真相と注意すべきポイントをお伝えします。
平屋にしようか、1階寝室にしようか、迷っている方は特に参考になる内容となっています。
それでは今回のコラムの要点から見ていきましょう。
・1階寝室は、土地の広さがなかなか確保できない愛知県の事情にマッチしており、平屋に比べてコスト面で導入しやすい
・平屋の場合、目安として60坪以上の土地面積が必要となる中、1階寝室であれば土地面積50坪台でも実現できる(駐車場2台)
・2階建てと平屋の折衷案である1階寝室プランで注意すべき点は、寝室への音および動線の配慮です
・工場勤務など3交代で勤務されている方など、生活リズムが家族内で異なる場合、1階寝室は避ける方が無難です |
1. 愛知県では平屋より1階寝室の方が導入しやすい
1階寝室プランとは、その名の通り1階にLDKと主寝室、そして水まわり設備がある間取りを指します。
子ども部屋と主寝室が2階にある最も一般的な2階建てから、主寝室だけ1階にもってきたイメージです。
お子さんが将来的に巣立っていくことを想定し、ご夫婦だけが住み続ける場合、平屋のように使える家として人気が高まっています。
1-1. 愛知県でも平屋率は上昇中。ただしまだ少数派
全国的にも平屋が流行っており、将来的なバリアフリーのメリットがその大きな理由です。
2022年の統計では、全国平均で約13.7%が平屋となっており、2014年の7.6%から比べると約1.8倍に増加しています。
その中で愛知県をピックアップして見ると、平屋率は8.8%(全国40位/47)となっており、他県と比べても全国的にまだまだ平屋の割合は低いです。
※出典:都道府県別平屋率ランキング2022ーSUUMOジャーナル調査 | 新建ハウジング
2014年比で考えると僅か3%であった平屋率が8.8%まで上昇してきていることを考えると、愛知県も漏れなく平屋の割合が高まっていることは事実と言えるでしょう。
ただ、冷静に考えると愛知県全体の1割未満であることから、人気とは言えまだまだ少数派の域を出ていないとも言えます。
1-2. 平屋が普及しにくい理由は土地価格
他県に比べて平屋の普及率が低い大きな理由は、土地の価格です。
愛知県内では名古屋を中心とする都市圏と、三河などは少し土地事情が違うとはいえ、他県に比べて相対的に土地の価格が高いです。
実際に、愛知県より平屋普及率が低い都道府県は、兵庫・埼玉・京都・大阪・神奈川・東京となっており、大都市圏であることがわかります。
坪単価で概ね50万円を超えるエリアは、土地の面積確保ももちろんですが、建物と土地それぞれを購入する総額が膨らんでくるため、土地から探しての平屋は非常にハードルが高いことから平屋の普及率が低いままなのでしょう。
2. 愛知県にマッチしている1階寝室プラン
平屋の場合、目安として60坪以上の土地面積が必要となってきます。
仮に坪単価が50万円の場合、土地だけで3,000万円となってくるため、建物価格を合わせると5,000万円を軽く超えてきてしまいます。
一方、1階寝室であれば、駐車場2台を確保しても土地面積50坪台でも実現できることから、土地面積および総額を抑えつつ平屋のような暮らしが可能となります。
三河エリアの自動車事情を考慮しても、駐車場をなくすわけにはいかないことから、総予算とのバランスを考え、平屋から1階寝室にシフトする方も少なくありません。
3. 1階寝室プランの注意点2つ
つづいて、1階寝室プランを検討する際に気を付けたいポイント2つを見ていきましょう。
3-1. 寝室への音配慮
まずは、寝室への音の配慮についてです。
1階に寝室があることから、リビングやダイニングと隣接しがちな点は要注意です。
また1階寝室の場合、2階の子ども部屋へいく階段がどこかに出てきますが、その階段との位置関係や、2階にトイレがある場合の排水管の位置なども意外と重要な要素です。
ご家族ごとの生活形態や、土地の形状・玄関位置など様々な要因によってプランは決定するため、必ずしも正解はないものの、実際の生活を想像しながらプラン設計をすることが大事になってきます。
特に愛知県では、トヨタ関係での工場勤務など3交代で勤務されている方も多いです。
3交代など生活リズムが家族内で異なる場合、1階寝室は避ける方が無難となっていますので、好みや流行だけで考えるのではなく、ご家族ごとの生活環境から最適なプラン設計が大事です。
このあたりは、間取りを検討するときに、生活リズム等も含めて熟練した設計士としっかり打合せできる会社がおすすめです。
3-2. 動線・収納の配慮
出典:南海プライウッド
次に、動線や収納の配置とのバランスです。
主寝室には、大きなウォークインクローゼットを併設される方が多いものの、ファミリークローゼットを兼ねている場合は、その動線設計が少し難しくなります。
寝室を通らないと大きなクローゼットに行けない動線で、ファミリークローゼットが配置されていると、寝ている時にモノを取りに行く際に寝室を通過しないといけない、という事態になりかねません。
出典: 南海プライウッド
また、一般的には「ウォークインタイプ」で検討される方が多いですが、「ウォークインスルータイプ」として、廊下と収納スペースを兼ねたような間取りもあります。
1階寝室プランは、どうしても1階に大きさの比重がいきがちですが、コストバランスなどを考えると収納と寝室の大きさや配置バランスは非常に難しいポイントになってくるでしょう。
4. LIKE STYLEでは割安に1階寝室を実現
和光地所では、建物の大きさに応じて本体価格が決まっている定額制を導入しており、プラン変更のたびに、価格がいくらになるのか?不安を抱きながらの家づくりではなく、安心感と透明性の高い商談を実施しています。
和光地所のLIKE Styleでは、プランは土地とご要望に合わせて自由に組むことができます。
30坪で建物本体価格が税抜1,750万円となっており、1階寝室プランのデメリットである割高なコストを気にすることなく家づくりをすすめることができます。
※1階 / 2階の差分が規定より大きい場合には、オプション差額が発生する場合がありますが、事前にご説明を差し上げて商談をすすめさせて頂きます。
ぜひ、愛知県三河エリアで1階寝室プランを検討されている方は、一度和光地所のLIKE Styleで検討してみませんか?
気になった方は、ぜひモデルハウスや当社ショールームのご見学などを承っております。
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