【新築向け】2025年度(令和7年度)の住宅補助金の情報を先取り!
2025年度(令和7年度)の住宅補助金の情報を解説します。補助金制度は細かい要綱がありますが、こちらのコラムではわかりやすく要点のみを紹介します。2025年に家づくりを検討している方は必見の内容です。賢く家づくりできるよう、ぜひ参考に。
今回は2025年(令和7年)に、新築される方に向けた住宅補助金の概要を先取りしてご紹介します。
2025年4月頃以降に、新築を建てられる方、または購入される方は必見の内容です。
なお今回の内容については、各省庁の概算要求に基づいた情報になっており、確定した情報ではない旨ご了承ください。(2024/11時点情報)
それでは、今回のコラムの要点から見ていきましょう。
・24年度(令和6年度)に人気の「子育てエコホーム支援事業」の継続は未定
・2025年度、ZEH補助金はほぼ確実に継続される見込みで、補助金額は55万円/戸(ZEH+は90万円/戸)
・概算要求を読み解くと、耐震や災害対策への強化に関連する話が多く、長期優良認定住宅は補助金が高くなる傾向が続いている
・和光地所は、標準で長期優良住宅水準の仕様になっており、補助金を活用したい方も安心してお任せいただけます |
1. 子育てエコホーム支援事業の継続は未定
2024年度の住宅市場で人気が高い補助金は、「子育てエコホーム支援事業」という制度です。
この制度では、長期優良住宅で100万円/戸、ZEHで80万円/戸の補助金を活用することができます。
しかし、この補助金制度は元々2023年度の補正予算で組まれた補助金制度のため、2025年度まで申請できる予定になっていません。
1-1. 本予算・補正予算どちらか?でスケジュールなどが変化
補助金制度は、国の予算を使って実施されるわけですが、国も税収でまかなわれる予算から制度に必要な金額を確保するわけです。
その予算には、本予算と呼ばれる年度初めである4月スタートのものと、文字通り補完的に組まれる補正予算があります。
住宅補助金の例年の傾向からすると、本予算で組まれるZEH、補正予算で組まれる子育て系補助金となっています。
・ZEH:申請開始(5月頃~)
・子育て系補助金:申請開始(秋ごろ~が多い)※補正のため毎年確実にあるわけではない
これから家づくりをされる方は、このようなスケジュールも少し頭の隅に入れて、スケジュール組みをしてみると、補助金を活用しやすくなるかもしれません。
2. 2025年度(令和7年度)ZEH補助金
このなかで、比較的「読みやすい」補助金がZEH補助金です。
10年程度、継続されている新築補助金の定番ですが、これまで5月頃に申請を開始して年度内に完了するスケジュールが通例です。
24年後半~25年前半に、住宅会社や土地などを本格的に検討されている方は、ちょうど活用しやすい補助金になるでしょう。
それでは、補助金制度の概要をみていきましょう。
2-1. 補助金額は55万円(90万円)
まず、皆さんが一番気になる補助金額は55万円(定額)です。(概算要求記載内容)
詳しい解説は省略しますが、ZEHは一定以上の断熱性能と省エネ性能、そして太陽光発電を設置した住宅を指します。
和光地所では、断熱性能や省エネ性能は標準でクリアしているため、太陽光発電を設置すれば、まさに補助金の要件に該当します。
この基本条件に合致している場合は、補助金額として55万円です。
さらに断熱性能や省エネ性能をアップさせたり、HEMS(ホーム・エネルギー・マネージメント・システム)などを追加で導入することでZEH+(ゼッチプラス)になると90万円に補助金が増額されます。
2-2. スケジュールは5月頃から申請開始
つづいてスケジュールは、例年であれば5月頃から申請受付が開始されます。
しかし、この申請にあたっては建築する住宅会社も、プランもある程度決まった状態でないと申請することができません。
そのため、エントリーだけとりあえずしておく、といったことはできないため、補助金を活用しようとする場合は、スケジュール的に少し制約が出てくることに留意しておきましょう。
これはZEHに限った話ではありませんが、補助金を活用する上でのデメリットでもあるため、共通する注意点として知っていくとよいでしょう。
また、補助金の申請をすると容易にプランを変更することが難しくなるため、ほぼプランは完成した状態で補助金の申請になります。
なお、クロスやキッチンの色、内装材の種類などの変更は問題ありませんが、ガス/オール電化の変更や、窓の大きさなどは変更不可など、申請後も変更できる部分とそうでない部分がある点にも注意です。
3. 昨今の流れは「長期優良住宅」推し
2章ではZEH補助金を紹介してきました。
ZEH補助金に関しては、概算要求にも明記されていることから、新年度の補助金としてはほぼ間違いなく制度は継続されるでしょう。
しかし、昨今の住宅補助金の流れ、住宅に関わる法令・制度の変化も踏まえて、予想も交えると国としては「長期優良住宅 推し」です。
子育てエコホーム支援事業でも、長期優良住宅は100万円と新築では制度内で最高額の補助金が適用されます。
子育てエコホーム支援事業の後継事業は、24年11月時点では未定ですが、同様の補助金制度が継続される場合、長期優良住宅がもっとも優遇される可能性は高いと言えます。
3-1. ZEHと長期優良住宅の違い
ここでZEHと長期優良住宅、どっちも「性能のいい家」という雰囲気はわかると思いますが、なにが違うの?と思う点があるのではないでしょうか。
簡単に説明すると、以下のような違いがあります。
長期優良住宅 |
ZEH |
|
耐震性 |
等級2 or 3 以上 |
規定なし |
断熱性 |
等級5 以上 |
等級5 以上 |
省エネ性 |
等級6 以上 |
等級6 以上 |
太陽光発電 |
規定なし |
必要 |
耐久性などの基準 |
あり |
なし |
大枠で捉えてもらうと、上記のような形になります。
ZEHは断熱や太陽光発電など、省エネに関する項目のみがクリアすべき事項であるのに対し、長期優良住宅は耐震性や耐久性など、文字通り長期にわたって住み続けることができる工夫・設計を盛り込む必要があります。
能登半島地震や南海トラフなど、地震や災害が立て続けにくる昨今、国としてはZEHよりも耐震性や耐久性まで考えられた住宅を普及したい思惑があると推測できます。
このような流れをふまえて、今後の追加情報などもまた分かり次第ブログでお伝えしていきますので、お楽しみに。
4. まとめ
和光地所では、標準仕様で長期優良住宅に適合する水準の仕様になっています。
長期優良住宅にすることのデメリットとして、申請に費用がかかる点があげられますが、補助金を活用することで、このデメリットが薄まります。
長期優良住宅は、税制優遇などのメリットもあるため、補助金が活用できるタイミング・条件であれば活用するとよいでしょう。
和光地所では、このようにブログだけではなく、適宜使えそうな補助金なども交えてお客様にご案内をしています。
土地から探している方も、厳選された土地をアテンドします。
建物は、定額の安心感と豊富なラインナップから選べる「LIKE STYLE」となっており、補助金の活用した家づくりも加えて、賢い家づくりをしていきましょう。